周囲の自然に日々のストレスを癒やされる一方、自然の中で生活することに若干のストレスも感じているトンビです。

プラマイゼロってこと?

ややプラスが上回ってるかな
昨日のエントリーでは、軽井沢のホームセンター事情について取り上げました。
その中で、軽井沢という町は豊かな自然の中にある(場所にもよりますが)ので、やらなくてはならないことが、年間を通して次から次へと発生する…という趣旨のことを書きました。

もっとも、自然に囲まれている住環境であれば、なにも軽井沢に限った話ではありませんが…
今回は、そんなやらなくてはならないことの一つである“落ち葉の掃除と処理”について、です。
軽井沢では落ち葉をどのように処理すればいいか思案していたら畑の肥料で決着した件
軽井沢暮らしと落ち葉
毎年(と言っても、まだ二年目ですが)、紅葉の季節が終わりかけると、連日、大量の葉っぱがハラハラと降り、そして地面を覆い尽くすほどに何層にも積もります。

イチョウの葉が美しく舞うような、そんな秋色の映像をテレビのニュースで見ている分にはいいのですが…
落ち葉を放置するとどうなるのか?
昨年は、移住初年度だったこともあり、落ち葉を掃くには掃きましたが、庭の隅(数ヶ所)に寄せ集めただけで、特に何もせず、こんもりと放置していました。

「放っておけば、そのうち腐葉土になるから」とか「偉大なる大自然の循環システムだから」とか言ってました
それはそれで間違っているワケではないと思います。
ただ、今回調べてわかったのは、落ち葉って、放置しておけば勝手に腐葉土になるワケではないんですね。(腐葉土になるにしても数年かかる)
手入れしてこそ、適度な環境(温度、湿度、微生物)が整っていてこそ、腐葉土になるのであって、放置した落ち葉からは病害虫(シロアリも!)が発生したり、カマドウマが異常繁殖したり、苔の生育にも悪影響(光合成できない)があったり…とデメリットだらけです。

それで、カマドウマが異常に多かったのもあるか…

だから、わたしは「捨てて」って言ったのに…
落ち葉の掃除
我が家では、家の外周や庭、駐車場の落ち葉は大小の熊手ほうきで何ヶ所かにかき集め、ウッドデッキや外玄関は普通のほうきで掃いて掃除しています。

お義母さんと、わたしがね

俺もこの前、〇〇ちゃん(息子)とやったよ

パパ、どんぐりみつけた
落ち葉掃きは、子どもと一緒に遊び感覚で行う楽しい時間であり、また、少年時代の庭掃除のお手伝いを思いだしては懐かしい気持ちに浸れる時間でもありますが、ただ、作業としてはかなりの重労働です。
ブロワー(ブロア)について
私は使ったことがありませんが、自宅の周囲ではあちこちでブロワー(ブロア)のエンジン音が聞こえてきます。

今度、ホームセンターで見てみるかな…
落ち葉の処理
落ち葉を掃除(掃くにしろ、吹き飛ばすにしろ)したとして、次に悩ましいのは、集めた大量の落ち葉をどうするか?です。
なにかいいアイデアはないかと思案しましたが、結局は「捨てるか」「燃やすか」の二択になります。
有料のごみ袋に入れて捨てる
軽井沢町指定のごみ袋(可燃ごみ)に入れて捨てるというのが無難であり、最も手っ取り早いとは思います。
ただ、話はそう単純ではありません。
相当な量の落ち葉を、ごみ袋に入れて、指定日に、指定の集積所(プレハブ)に捨てるとして、通常の可燃ごみだけでもワリとあふれている状態では、そんなに何袋も捨てられるものではありませんし、仮に捨てられたとしても、そんなウチ(我が家)だけたくさん捨ててもいいのかな?と罪悪感を感じてしまうんですね。

まあ、とはいえ、毎回1~2袋くらいなら大丈夫か…
また、費用の問題もあります。

1ロール(20枚入り)で、
- 大(50リットル)900円→じん芥処理場へ直接搬入用
- 中(30リットル)600円
- 小(15リットル)400円
とにかく落ち葉の量がハンパではないので、

落ち葉を捨てるだけで、有料のごみ袋(中サイズとして)をいったいどれだけ使えばいいのやら…

まあ、しかし、書いてて思ったけど、1ロール(20枚入り)で600円だから、2ロール使っても1200円、3ロール使っても1800円。2ロールも使えば、さすがに全部入るだろうから、そう思えば安いものかも…
ちなみに、大サイズであれば、中サイズよりは容量が多く入る(約1.66倍)ので、1袋入れる度に、目に見えて落ち葉も片づいていくでしょうが、じん芥処理場へ直接搬入になりますので、自家用車ではそう何袋も積めるものではありません。
落ち葉を燃やして処理する
以前、軽井沢での焚き火事情について書きました。
軽井沢では、軽微なたき火(落ち葉・枯れ枝の)であればOKです。
落ち葉掃除と処理の問題は、これからも毎年必ずやってきます。
であれば、落ち葉の処理を面倒なやっつけ仕事としてではなく、季節の行事、風流な営みとして捉え直して、楽しみながら燃やして処理すればいいのではないかと考えました。

毎日少しずつ燃やすのであれば、時間的にも短時間で終わるから、煙の問題もさほど心配しなくてもいいんじゃない?

焼き芋ってどれくらいの時間でできるのかな?

焼くっていうか、熱い灰の中に入れておく感じでしょ

そうなんだね

善は急げだ
幸いにも、最近知り合った方(近隣にお住まいのおじいさん)が、この分野に関して詳しそうだったので、落ち葉や庭枝用の焼却器はどんな点に注意して購入すればいいのか?について教えていただこうという話になり、さっそく嫁さんが会いに行きました。
…しばらくすると、上気した顔で嫁さんが帰ってきました。

〇〇さんね、趣味で野菜を作ってる畑があるんだって。それで、そんなに落ち葉があるなら肥料にするから、集めたものを家の前に置いててくれたら毎日もらいに行くよって!

へえーそれは驚きの展開だなあ。有り難い話だねー
ちなみに、運んでいただくのはあまりに申し訳ないので、3日に1度くらいのペースで、自分たちで持ち込んでいます。
庭の落ち葉が… 畑で使う肥料になります
参考
それは都市公園の落ち葉が,腐葉土として利用されず,ゴミとして収集されて更にエネルギーをかけて集められて焼却処分されるという見ているとあほみたいな矛盾とも近いものがあります。
なぜ人は食べ物を残してはいけないのか【2009-04-08】
追記6-公園の落ち葉処理ですが,それやらないと侵入植物が,わいわい生えてきますし,親木である街路樹の未生も,場合によっては出てくるわけで,都市公園を変化させずに管理する方法として必然なのです。植生遷移を受け入れられる都市公園を設計した人も居ないわけで。それ故,人の手が入り一定の環境を維持しながら,生物多様性が保管される里地・里山が重要視されるゆえんです。これも実際は近隣の山河などの物質とのやりとりと相当の人手の力を利用して維持されていますから,都市公園モデルには使えないでしょう。
なぜ人は食べ物を残してはいけないのか【2009-04-08】
落ち葉の処理について考えさせられたので、ぜひともご一読ください。

自然から受けるストレスが減るといいね

オレもね、それを願ってる
…といったところで、今回はこのへんで。
また、次のエントリーでお会いしましょう。
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